ナチュラルでワイドレンジな新時代のベースピックアップ 巻き線が太い方が音がクリアでストレートである。 これは日々ピックアップを製作していく中で知っていた事なんですが、ピックアップの素材を扱うメーカーには42と43AWG(アメリカンワイヤーゲージという線の太さ、数が大きい方が細い)しかなく、いつかもっと太いゲージでピックアップを作ってみたいなと考えていました。 今回あるルートで太い線を見つける事が出来たためまずはギター用に製作してみました。 41AWGはまるで1ランク太いゲージの弦を張ったように、クリアで図太いサウンドになりました。レイヴォーンも生きていたらこのピックアップを気に入ってくれたのでは！？などと考えてしまいます。 40AWGでは、面白いですがギターには少し太過ぎて馴染みが無いように感じました。 しかしこれはベースには最適ではないか、と思い製作したのがこちらのピックアップです。 線が太いため巻き数を多く稼げないという心配がありましたが、出力もそんなに気になる小ささではなく、逆にローインピーダンスでナチュラルかつハイファイなサウンドになりました。 特に、多弦ベースやドロップチューニングでの低音の再生能力に困っている方、 アクティブピックアップの再生能力は良いが音をもっとナチュラルにしたいという方、 新時代のパッシブピックアップを是非お試しください。 1からの製作だけではなく、今あるボビンの巻き直しも対応可能です。